写真は銀閣寺近くの山道にある茂庵というカフェです。
先日京都から東京へ帰ってきました。
今となってはどちらも同じくらい落ちつく。
知らない間にいろんな建物がたち、そこに何があったかわからない事が増
える。
それは少し寂しい。
実家で過ごすのはやはり楽ちんです。
勝手にご飯も出れば、何かを過剰に節約する事もない。
戻りたいとも思うが、でも今の暮らしはきっと自分のためになってると思
う。
最近何度も読み直している加瀬亮のインタビューの中に、「表現っていう
のはもはや個人の生き方の中にしかなくて、そこに何かを見出す監督に
よって映画になるものだと思うんです」と語っている。
その通りというか、そうあるべきだと思うし、予定調和ではなくその人の
生臭さが面白さに繋がるんだと思う。
そう考えると、一人で暮らしているという事は凄くやりがいのある生活で
ある。
自分で税金を払うことすら、人としての守備範囲が広がった気がする。
いろいろなことを我慢して、いろいろなことが楽しくなる。
いろいろな人が優しくしてくれるから、いろいろな感謝が芽生える。
東京は確かに色んな人がいて、疎ましく思うこともある。
けれどそれぞれ夢を持った人が集まる素敵な場所にも思えます。
坂本竜哉